インデックス投資と高配当投資が投資って結局どっちがいいの?と思っているかたが結構いらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、インデックス投資が何なのか、高配当投資がなんなのか、初心者向けにわかりやすく解説していきます。
インデックス投資とは
インデックス投資とは、日経平均やTOPIX、S&P500、ダウ平均のような株価指数(インデックス)と同じ値動きを目指す投資方法のことです。
簡単に言うと、株価=企業 の成長に投資し、値上がり益(キャピタルゲイン)を得る手法です。
インデックスと同じ値動きをするように作られた金融商品のことをインデックスファンドと呼びます。
コロナシュックで直近の株価は下げているものの、長期で見ると過去の米国株価指数が右肩上がりになっていることから、米国株への投資が人気となっているのは皆さんご存知なのではないかと思います。米国の代表的な指数であるS&P500を長期保有していた場合、ITバブル崩壊やリーマンショックなどの大暴落を経ても5~7%の平均リターンを出しています。
インデックス投資は株価指数に採用されている銘柄をまるごと購入することと同じであるため、個別株の分析や、細かい投資の勉強をする必要がありません。
このインデックスファンドに対して、プロの投資家が頻繁に売買を行い、運用を行なっている金融商品をアクティブファンドと呼びます。
一見、プロの投資家に任せた方が成績が良いように思いますが、実は、アクティブファンドのインデックスファンドに対する勝率は、20~30%台となっています。
つまり、アクティブファンドの70~80%はインデックスファンドに負けているということになります。
プロに任せるよりも、インデックスファンドに投資したほうが優秀な運用ができているということです。
インデックスファンドに投資するには
インデックスファンドに投資する方法は2つあります。
それは、「投資信託」と「ETF(上場投資信託)」です。
投資信託とは
投資信託とは、投資家から集めたお金を株式や債権などに投資・運用し、その運用成果を投資家それぞれの投資額に応じて分配する仕組みの金融商品です。
ETF(上場投資信託)とは
ETFとは、投資信託の一種ですが、取引所に上場しているため、株のようにリアルタイムで取引を行うことができます。
投資信託が100円から投資できるのに対して、ETFは1株単位からの購入となり、価格が数十ドル〜数百ドルとなり、ドルへの両替も必要となりますので、初心者の方は投資信託から始めることをオススメします。また、投資信託は、運用会社が配当金を分配するのではなく、再投資に回してくれるので、税金の面でもお得な投資方法となります。
また、口座をお持ちでなければ、つみたてNISAの口座を開設することをオススメします!
インデックス投資は複利の力により長期投資で資産を増やしていく投資手法なので、Buy&Holdが原則となります。メリットを享受できるのは数十年後になりますので、日々の生活が豊かになる実感は感じられません。
そのため、老後資金や保険代わりといった性質を持っています。
何年後にどのくらいの資産を目指すのかをしっかりと考えて投資を始めることが大切です!
インデックス投資について、もっと詳しく学びたい方は、「敗者のゲーム」を読んでみることをオススメします!
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- インデックス投資とは、企業の成長に投資して値上がり益を得る投資方法
- 株価指数に採用されている銘柄をまとめて購入することと同じ
- 銘柄の分析はせず、ほったらかし
- 長期運用が原則
高配当投資とは
インデックス投資が企業の成長に投資するのに対して、高配当投資は、企業からの配当金(インカムゲイン)を得ることを目的とした投資方法です。目安として、配当利回り3%以上のものが高配当と言われています。
100万円の投資に対して、年間3万円(税引き前)の配当金が得られる場合は配当利回り3%となります。
高配当銘柄であっても、配当金だけでなく、株価の値上がり益を得られる可能性もあります。しかし、高配当銘柄は成熟している企業であることが多いため、あまり値上がり益は期待しない方がいいかもしれません。
配当金を出すということは、企業が自社の設備投資等に資金が回らない可能性があるため、成長段階の企業が配当金を出している場合は注意が必要です。また、高配当企業の業績が悪化し、減配となった場合は、株価も大きく下がる危険があるため、よく分析をして投資先を選定する必要があります。
高配当株投資をするには
米国株の場合はVYMやHDV、SPYDなどの高配当ETFがありますので、そちらに投資するのも1つの手です。
米国株は1株から購入できるのに対し、日本株は基本的に100株からの購入となるため、分散投資をするためには高額の資金が必要となりますが、SBIネオモバイル証券なら日本株でも1株から購入することができます。「馴染みのある日本企業に投資したい!」というかたは検討してみてもいいかもしれません。
高配当投資は、インデックス投資に比べてトータルリターンは劣りますが、定期的に配当金が分配されるため、日々の生活が豊かになる実感が得られることが最大のメリットです。
高配当投資については、「バカでも稼げる「米国株」高配当投資」が参考になると思います!
- 高配当投資は、企業からの配当金を得ることを目的とした投資方法
- 株価の値上がり益はあまり期待できない
- 銘柄の分析が必要
- いわゆる不労所得が得られる
まとめ
- インデックス投資とは、企業の成長に投資して値上がり益を得る投資方法
- 高配当投資は企業からの配当金を得ることを目的とした投資方法
です。
ともに性質の異なる投資方法ですので、一概にどちらがいいとは言えません。
ちなみに私はだいたい半々くらいの割合で投資しています。
20年〜30年後にどのくらいのお金が欲しいのか。月々の収入がどのくらい欲しいのか。
個々の資産状況や目標設定によっても異なりますので、ご自身でよく考えた上で投資しましょう!